「CHRISノ残シタモノ」

僕の処になんだか丁度いいタイミングでトウシューズが集まってくる。新しいシューズが加わるたび、複雑な感情が生まれる。ぼろぼろのシューズを美しいと思う。シミ一つにも彼女たち人生の、汗や涙が染み込み切なくもなり何より綺麗だ。僕はそのシミを描き誰より彼女らの悲しみを知っている。